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YCRMS測定員の日々の測定についての紹介です。
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東林間測定室の出した「不検出」
随分前ですが、
測定中に、座間の農家のお兄さんが育てられた落花生の測定結果を聞きにいらっしゃいました。
座間生産者向け測定所で測定した際Cs137のみ検出され、東林間測定室がチェック依頼されたもので、エタノール添加処理を施してあります。

東林間測定室の高岡さんのだした結果は
Cs137: ND(<0.83bq/kg)
Cs134: 0.37bq/kg    絶対誤差±0.50bq/kg  統計誤差>100%
となり、
ピークの確認はできません。

ちなみに横浜市民測定所オリジナル解析プログラム、オレピークサーチ、略してオレピ*(注)
にかけても同じくCs特有のピークはみられません。
▼下の画像は、上記結果を「オレピークサーチ」で分析したスペクトル図になります。
無題

「不検出」の結果を見つめて、「あーよかった、あーよかった。」と何度もほっとしたようにお兄さんがつぶやいているのをみて、ほんとによかったなぁ、とこちらも少し胸が熱くなりました。

普段測定で、この食材は測っても出ないよ、なんて(いっちょ前にも)思うこともあったのですが、
食の安全に日々配慮されて、誇りをもって生産されている方にしてみれば、ご自身の努力の賜物である作物にセシウムが検出されたかそうでないかは、実に切実な問題です。

特に東林間測定室のある自然食品販売店チャンプールでは、納品する生産者も有機栽培で食の安全を目指す尊い志を持たれている方が多いので、なおさらです。

東林間測定室の出した「不検出」。
これは巷に検出下限が10bqや20bq/kgで不検出判定としてしまうものがあふれている中、
そういったものとは一線を画している、世間に胸を張れるギャランティーだと思います。

食べる人の安全に配慮し、
手塩にかけて育てられた作物につけられた高岡さんの執念の「不検出」。
個人的には「安心安全」の大きな金印のシールを貼って売って欲しいと思いました。

残留農薬、ポストハーベスト、遺伝子組み換え食品、食品添加物、etc..様々な危険をはらんだ
食品に取り囲まれながらも、子どもには安心安全な食べ物をと選んで生活していたところに起きた原発事故。

放射能は福島近辺だけでなく全世界に撒き散らされてしまいました。

安心できる食べ物はもう手に入らないのか、、、と悲嘆に暮れたこともありましたが、現実としっかり向き合い、地道に対応されている方々がこんなにも身近にいらっしゃっるのかと、心強く、感謝の日々です。

そんな高岡さんのご協力で横浜市民測定所の測定も行えています。
オレピもなんとか使い、AT君の特性を生かしつつ、不検出を願いながら、正確な測定にいそしみたいと思いました。

*注: オレピークサーチ、略してオレピは、横浜市民測定所の分析スタッフが独自に開発した解析プログラムです。これにより、ATOMTEX付属のソフトでは不検出(ND)となるような、ごく微量の放射性物質の存在を推測したり、天然核種の影響を見分けたりすることができます。

オレピークサーチについては、こちらのブログもぜひご覧ください↓
「測定員の部屋-YCRMS測定所内勉強会」

測定員 M.Y

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日々思うこと… | 17:59:54 | コメント(0)
日々思うこと… その1 (測定員I)
測定作業とちょっとしたデータの整理。
他の測定員さんがさらっとこなせる基本の実務だけで一杯一杯のまま日々を過ごしている 測定員I です。

そんな中、先日測定した福島県白川郡のお米の測定は、ずっしり色々な事を考えさせられました。

ちなみに測定結果は
セシウム137   不検出 (検出下限値 2.09 Bq/kg)
セシウム134   不検出 (検出下限値 1.96 Bq/kg)

〔測定時間 3600s/充填量 745g/1Lマリネリ/2012.11.29測定〕
でした。


日ごろから食事にも気を使っている友人。
福島県のご主人のご実家から送られるお米を不安で子供に食べさせたくないけれど、ご主人の手前そのことを心配していると口に出せない。。。
「とりあえず、測ってから考えよう!」
と私から提案して測定する事になりました。

結果が出るまでは、本当にドキドキ。
こんなに不検出を願った測定なかったです。
そして、この結果を友人にお知らせする時は嬉しさのあまりドキドキ。

友人は…涙ぐんでいました。
「ごめんね、ほんとにホッとして。帰省した時は食べてたお米だし。」

こんな風に汚染の状況を知りたくても、知ることもできないまま悩んでいる人はきっとまだ山程いる。
そのことが彼女の涙と一緒に胸に突き刺さりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

後日ツイッターで【サイゼリヤは福島県シラカワのお米を使っているらしい】というつぶやきを見ました。
もちろん【危険だから避けよう!】という趣旨でのつぶやき。同意して煽るようなコメントもついて。

私は「それなら安心じゃない。」ととっさに思いました。確かに同じ場所で出来たものでもちょっと畝が違うだけで汚染の度合いは違うようなので、一概にはいえないですけど。
安心なお米なら、企業の側が信頼できる機関に依頼した測定結果を公表して、堂々と使えばいいのに。

まだまだ地域だけしか選択の基準がない状態で買い物せざるを得ない人が多い中で、あの事故がもたらした悲劇と汚染があいまいに風化して行き、気にしない人が増えて行く事も大問題だし、本当に大丈夫なら、要らぬ不安をかきたてる様な事もやっぱりいけない。
企業を筆頭にもっと社会全体が、測って確かめる等の方法を使って本気で食の安全を守る方向で動けば、もっともっと皆でハッピーになれるはずなのに。

こんなに測っているけど、まだまだなんだ。
まだまだ測り続けて行かないと。
本当に避けるべきものを避けて不安を解消して行けるように。

そんな事を改めてずっしり考えて、測定に関するたくさんの難しい事にアップアップで「向いてないかも」…と自信を失いがちな測定員生活、「やっぱり自分に出来る事を続けたい」と強く思った測定でした。

【追記】
補足ですが、福島県には《白河市》と《白川郡》があるそうです。
また、後日ツイッターの情報を確認するためにサイゼリアに問い合わせた所、白米はH24年度産 山形県産 はえぬき ・ ターメリックライスはH24年度産 福島県白河市産 コシヒカリを提供しているとの事でした。
記事のアップ(2012.12.27)より地名の一部を伏せ字にしていましたが、サイゼリアに情報を確認できましたので、地名(白川郡・シラカワ)公開させていただきました。-2013.1.9-

測定員I

日々思うこと… | 05:55:25 | コメント(0)

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