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Author:YCRMS
YCRMS測定員の日々の測定についての紹介です。
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ブロとも申請は受け付けをしていません。ご了承ください。
http://www.ycrms.net/
↑YCRMS横浜市民測定所のホームページです。

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日々思うこと… その1 (測定員I)
測定作業とちょっとしたデータの整理。
他の測定員さんがさらっとこなせる基本の実務だけで一杯一杯のまま日々を過ごしている 測定員I です。

そんな中、先日測定した福島県白川郡のお米の測定は、ずっしり色々な事を考えさせられました。

ちなみに測定結果は
セシウム137   不検出 (検出下限値 2.09 Bq/kg)
セシウム134   不検出 (検出下限値 1.96 Bq/kg)

〔測定時間 3600s/充填量 745g/1Lマリネリ/2012.11.29測定〕
でした。


日ごろから食事にも気を使っている友人。
福島県のご主人のご実家から送られるお米を不安で子供に食べさせたくないけれど、ご主人の手前そのことを心配していると口に出せない。。。
「とりあえず、測ってから考えよう!」
と私から提案して測定する事になりました。

結果が出るまでは、本当にドキドキ。
こんなに不検出を願った測定なかったです。
そして、この結果を友人にお知らせする時は嬉しさのあまりドキドキ。

友人は…涙ぐんでいました。
「ごめんね、ほんとにホッとして。帰省した時は食べてたお米だし。」

こんな風に汚染の状況を知りたくても、知ることもできないまま悩んでいる人はきっとまだ山程いる。
そのことが彼女の涙と一緒に胸に突き刺さりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

後日ツイッターで【サイゼリヤは福島県シラカワのお米を使っているらしい】というつぶやきを見ました。
もちろん【危険だから避けよう!】という趣旨でのつぶやき。同意して煽るようなコメントもついて。

私は「それなら安心じゃない。」ととっさに思いました。確かに同じ場所で出来たものでもちょっと畝が違うだけで汚染の度合いは違うようなので、一概にはいえないですけど。
安心なお米なら、企業の側が信頼できる機関に依頼した測定結果を公表して、堂々と使えばいいのに。

まだまだ地域だけしか選択の基準がない状態で買い物せざるを得ない人が多い中で、あの事故がもたらした悲劇と汚染があいまいに風化して行き、気にしない人が増えて行く事も大問題だし、本当に大丈夫なら、要らぬ不安をかきたてる様な事もやっぱりいけない。
企業を筆頭にもっと社会全体が、測って確かめる等の方法を使って本気で食の安全を守る方向で動けば、もっともっと皆でハッピーになれるはずなのに。

こんなに測っているけど、まだまだなんだ。
まだまだ測り続けて行かないと。
本当に避けるべきものを避けて不安を解消して行けるように。

そんな事を改めてずっしり考えて、測定に関するたくさんの難しい事にアップアップで「向いてないかも」…と自信を失いがちな測定員生活、「やっぱり自分に出来る事を続けたい」と強く思った測定でした。

【追記】
補足ですが、福島県には《白河市》と《白川郡》があるそうです。
また、後日ツイッターの情報を確認するためにサイゼリアに問い合わせた所、白米はH24年度産 山形県産 はえぬき ・ ターメリックライスはH24年度産 福島県白河市産 コシヒカリを提供しているとの事でした。
記事のアップ(2012.12.27)より地名の一部を伏せ字にしていましたが、サイゼリアに情報を確認できましたので、地名(白川郡・シラカワ)公開させていただきました。-2013.1.9-

測定員I

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日々思うこと… | 05:55:25 | コメント(0)
レンコンのこと
先日、測定したレンコンから以下の数値が検出されました。

◆【測定結果】 茨城県土浦市  レンコン 重量1156g
Cs-137       8.37± 2.29 Bq/Kg
Cs-134       4.65± 1.57 Bq/Kg
Cs137+Cs134  13.0±2.78Bq/Kg
測定日      2012.12.14
測定時間      3600秒

最近、あちらこちらでレンコンからの検出の話を聞きますね。
実際にレンコンの数値はどのぐらい?そんなに頻繁に検出されているの?
そんな疑問もあるのではないでしょうか?

◆【出荷制限】
12/14,栃木県那須塩原市130Bq/kgが検出され、基準値を超えていることから出荷制限措置がとられています。
http://www.pref.tochigi.lg.jp/kinkyu/g03/24renkon.html

私の自宅近くのスーパーではこの時期、茨城県産がほとんどなのですが全国的なシェアはどうなのでしょうか。
レンコン 全国シェア

全国的に見ると茨城県産で6割近くのシェアがあるんですね。


横浜中央卸売市場 産地別割合
 
横浜市中央卸売市場  平成23年 市場年報 種別・品目別・産地別・月別取扱高より作成。       
http://www.city.yokohama.lg.jp/keizai/shogyo/orosi/toukei/201100/ 
  

横浜中央卸売市場では6,7月を除くとシェアは茨城県産が9割以上となっています。

茨城県産のレンコンの検査結果を分析してみます。下の表は茨城県の農林水産物モニタリング情報の中からレンコンを抽出してまとめたものです。
http://www.ibaraki-rdtest.jp
茨城県 レンコン 
()の中の数字は検出限界値を表しています。高いですね...
これでは実際、どのぐらいの数値が検出されているのか、全く数値が検出されていないのか分かりませんね。


もう少し検出限界値を下げている検査結果がないか探してみました。
◆こちらは各自治体の検査結果をまとめて厚生労働省が報道発表しているものを数値が検出されているものだけ抽出して作成したものです。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001m9tl.html厚労省 レンコン
他県での流通品を検査した結果が反映されていますね。
茨城県、栃木県、福島県で検出されている数値が並んでいます。
数値にはかなりのバラつきが見られています。

◆こちらは生協での測定結果です。供給についてはそれぞれの自主基準がありますので各HPをご覧ください。

レンコン生協

茨城、栃木での検出が多くなっていますね。

◆【東林間の高岡さんのお話】
レンコンの汚染は長く続くでしょうね。湖沼の汚染と同様に、セシウムがそこに流れ込み、土壌に蓄積されていくことになるからです。
窒素肥料を多投すると、アンモニアが粘土質に吸着していたセシウムと入れ替わって、セシウムが水中に溶け出し、レンコンの汚染を増長させるという説も耳にしています。

去年はサンプル数が少ないこともありますが今年になって高い数値が検出されているのにはこういった理由も関係しているのかもしれません。
経年変化にも注意していきましょう。


◆【まとめ】
ここまでレンコンの測定結果を見てきました。

● 検出下限値によって見えてくる数値が変わってきます。
 検出下限値を下げて行う測定でなければその食品の放射能汚染の全体像は見えてこないということです。
  よりたくさんのデータを確認してください。

● 冬場のレンコンは旬の食材です。給食に使用されることもあるかと思います。
  これだけ多数の測定結果があります。情報共有をして子どもの摂取についての判断をしてほしいと思います。

● 今後も長引く汚染が考えられます。経年変化に注意していきましょう。

これは個人的な意見ですがデータを拾うこの作業、精神的にとてもしんどい作業です。
私たちは食材の放射能汚染の実態を知っていただきたいと思い、このように発信をしています。
ただ、生産者の方々の気持ちを考えると言葉では言い表せない気持ちになります。
でも続けていかなければならないこと。まだまだ食品の汚染には注意が必要です。

測定員H







                                           

レンコン | 08:34:42 | コメント(0)
きのこについて~その3 栽培きのこ~
きのこの人工栽培は、栽培方法により「原木栽培」と「菌床栽培」に区分でき、どのような場所で栽培するかで「露地栽培」と「施設栽培(ハウス)」に区分されます。

【原木栽培】
栽培きのこ3

原木栽培は、原木に穴をあけて種菌を打ち込み、一年間、林間地など自然環境下において菌を蔓延させてきのこを発生させる方法です。露地栽培と施設栽培(ハウス)があります。
2月~4月に植菌したほだ木は、仮伏せ、本伏せを行い1年経過以降から収穫
露地シイタケ栽培:春と秋に自然発生するようになります。通常は2~3年目を最盛期として、6~8年間収穫できます。
施設シイタケ栽培:温湿度管理を行い浸水処理を施し発生を促す。収穫から休養を7週間サイクルで10回繰り返す。(70週…約1年5カ月間収穫
生しいたけの2割が、原木栽培

【菌床栽培】
栽培きのこ2

菌床栽培は、おが粉を主成分に米ヌカ、フスマ等の栄養剤と炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどの添加剤を加え固めたものに種菌を接種し、三ヶ月ほど、空調設備などを備えた施設内において菌を蔓延させてきのこを発生させる方法です。
菌床シイタケ栽培:菌床の大きさで収穫回数は変わる。(大玉:半年間5~6回収穫 小玉:3~4か月3~4回収穫) 菌床エノキ栽培:収穫は、1回のみ
生しいたけの8割が、菌床栽培

菌床は、どんな材料から作られているのでしょうか?

菌床用培地には、基材としてスギおが粉、広葉樹おが粉等のほか、栄養材としての米ヌカ、ふすま、コーンブランなど様々な原料が用いられています。  
参考:基材と栄養材の比率(重量比)(森林総合研究所調べ)
s_02.jpg
きのこ原木、菌床用培地等の当面の指標値設定に関するご質問と回答について 林野庁 http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/tokuyou/120328.html 
ここまでで、栽培きのこの大まかな栽培方法や、収穫期間を書いてきました。
今、出回っている原木露地栽培のシイタケは、2011年の春(2月~4月頃)以前に種菌した原木ということが解ります。

次は、基準値や産地表示について調べてみました。
基準値**********************************************
【食品(きのこ)】
一般食品基準値は、H24.4.1より100ベクレル/kg 摘要になります。 
※H24.4.1以前に製造、加工、された食品は賞味期限まで、500ベクレル/kgでの流通が認可されています。
経過措置で、新基準値を超えた干しシイタケが流通されている可能性があります。
※干し椎茸は、水に戻した状態で、新基準値100ベクレル/kg が摘要になります。
厚生労働省 新しい基準値の設定 ~平成24年4月から~ http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/dl/leaflet_120329.pdf 

【原木、菌床用培地】 
平成23年10月6日に公表されたきのこ原木、菌床用培地等の放射性セシウムの濃度の最大値は150ベクレル/kgでしたが、移行データを収集・分析した結果、新基準値100ベクレル/kgに対応して、きのこ原木、菌床用培地等の当面の指標値(放射性セシウムの濃度の最大値)は、以下の様に設定されています。

きのこ原木及びほだ木 50ベクレル/kg(乾重量)移行計数2
菌床用培地及び菌床 200ベクレル/kg(乾重量)移行計数0.5

当面の指標値 = 100ベクレル/kg(一般食品の新しい基準値)
             移行係数(きのこ原木2、菌床用培地0.5)
きのこ原木及び菌床用培地等の当面の指標値設定に関するQ&Aについて:林野庁 http://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/shiitake/sihyouti2.html

【品質表示】
しいたけの品質表示への業界の自主的な取組 http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/20hakusho_h/all/h30.html 
日本特用林産振興会をはじめとするしいたけ関係9団体は、しいたけの「原産地の考え方」について、植菌(又は接種)から収穫までの生産期間のうち、最も長い場所を原産地とする、いわゆる「長いところルール」を平成20年10月1日から採用している。
****************************************************
基準値や産地表示で考えて頂きたいのは、
・H24.4.1以前に製造された、加工品の干し椎茸は500ベクレル/kgで賞味期限まで流通が認められています。生産年度を考慮して判断の材料にして下さい。
品質表示は、生産期間のうち、最も長い場所を原産地にすることになっているので、培地(原木/菌床)の産地はどこかは全く解らない
・2012年8月に広島県三次市で、2012年9月には新潟で、基準値を超える放射性物質が検出されたとニュースになりました。氷山の一角ではなかと懸念する気持を拭う事は、測らないと解らないだけになかなか難しいです。
▼下の画像はその時のニュースです。

広島しいたけ2
新潟しいたけ2
*******************************

次に、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県、静岡県で栽培されている「原木しいたけ」「菌床しいたけ」「その他のきのこ」のH24年度の農林水産省の発表した数値をまとめました。

農産物に含まれる放射性セシウム濃度の検査結果:農林水産省 より抜粋 
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/joho/saigai/s_chosa/hinmoku_kekka.html

「原木しいたけ」 
原木1

「菌床しいたけ」
菌床1 

「その他のきのこ」
その他1

新潟県、長野県、静岡県、山梨県、神奈川県の「栽培きのこ」の行政発表の数値から何が見えてくるでしょうか?

・基準値の変わった春には比較的高い汚染の栽培きのこがモリタリングされています。
・11月30日発表の静岡県伊豆市「乾燥シイタケ」で基準値以内ですが高い汚染が度々検出されています。 (注:水に戻して(5.7倍)の数値です。)
・同種、同地域、同栽培方法の数値を見ても、汚染にかなりのがあります。
(原木シイタケ露地(24.4.11)伊豆市、13Bq/kg、34Bq/kg、53Bq/kg、77Bq/kg と約6倍の数値の差です。乾燥シイタケ(24.11.30)伊豆市、77Bq/kg、7Bq/kgは11倍の数値の差です。)
・菌床しいたけは原木しいたけと比べ汚染が低いが、同地域の野菜より高い汚染が続いている。

「シイタケ」や「その他のきのこ」についてどの様な印象を持たれたでしょうか?
今後も、数値の推移を見守りたいと思います。

次は、17県中の測定数値、全国シェア、等を中心に日本人の平均摂取量など調べたいと思います。


                                       測定員M



きのこ | 09:30:55 | コメント(0)
きのこについて~その2 野生のきのこ~
前回のまとめ
・きのこは非常に放射性物質を吸収濃縮しやすく、吸収されるセシウムの割合(移行率)は種類によりほぼ一定の傾向。
・森林内でのセシウムは、循環しても結果は最表層部に集まり長期的に残留し、したがって「野生きのこ」の高濃度汚染が長期続くと予測。

それでは、実際の「野生きのこ」の汚染状況はどうなのでしょうか?
福島第一原発事故後、多くの県で「野生きのこ」の出荷規制や出荷自粛がされています。
新潟県、長野県、静岡県、山梨県でも100bq/kgを大幅に超えている野生きのこが見つかり、出荷規制や出荷自粛をしているのが現状です。

野生きのこは地域の汚染状況の指針にもなると思いますので、新潟県、長野県、静岡県、山梨県、神奈川県の出荷停止、出荷自粛状況を以下にまとめました。

【新潟県】野生きのこ
[出荷自粛]湯沢町http://www.pref.niigata.lg.jp/syokuhin/1346706050049.html
きのこ数値1

【長野県】野生きのこ
[出荷規制]軽井沢町、御代田町、佐久市、小海町、南牧村
平成24年度 県内産きのこの放射性物質測定結 3、野生きのこより抜粋
http://www.pref.nagano.lg.jp/rinmu/ringyou/hosyano/kensa-kinoko.htm#kinoko3 
きのこ数値2

【静岡県】野生きのこ
[出荷制限]小山町、御殿場市「野生きのこ」の検査結果一覧より抜粋
https://www2.pref.shizuoka.jp/all/file_download1040.nsf/488542169AF130B449257AA700200032/$FILE/yaseikinokoitirann.pdf
きのこ数値3

【山梨県】野生きのこ
[出荷制限]富士吉田市、富士河口湖町、鳴沢村
平成24年度県産きのこ、山菜(野生)の放射性物質検査結果一覧 より抜粋
http://www.pref.yamanashi.jp/ringyo/h24tokuyoukekka.html
きのこ数値4

【神奈川県】野生きのこ   http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p466441.html 
神奈川県HP内に「野生きのこ」についての情報が無く電話で問い合わせをしてみました。
森林保全課へ連絡するように言われ、問い合わせたところ
流通量が少ないため県としては、野生きのこの出荷及び放射性物質検査数値も把握していない。」
とのことでした。(森林保全課:0465-83-5111)
検査をしていない状況ですが、真鶴市:原木しいたけ(露地栽培)はH24年度4月6日以降出荷自粛になっています。野生きのこの汚染が少ないのではなく、測っていないのです。
自家採取、自主流通等は注意が必要です。

以上の行政の出荷停止状況から何が見えてくるでしょうか?

私が感じたのは、「野生きのこ」は予想以上に汚染されているという事です。
下部地図をご覧ください。新潟県、長野県、静岡県、山梨県、神奈川県の出荷停止/自粛の状況を早川由紀夫先生の地図にマークを付けてみました。
赤の四角が出荷停止、自粛の場所になります。これを見ると、300キロライン付近に出荷制限/自粛の場所が多数あります。
きのこの種類や環境にもよりますが、300キロ圏内の「野生きのこ」は基準値100Bq/kgを超え高濃度に汚染されている可能性があると判断できます。

新潟県、長野県、静岡県、山梨県、神奈川県の出荷停止自粛の場所 (早川由紀夫先生の地図より)
地図3

*********************************

ここで、東林間測定室の高岡さんが測った野生きのこの数値を見たいと思います。

高岡さんが福島県飯舘村のマツタケ、イノハナダケを測定しています。
下の表を見て下さい。すさまじい汚染値を示していますね。
きのこ数値5
マツタケ〔測定時間 1800s/充填量 723g/1Lマリネリ/生(洗浄後測定)〕
イノハナダケ〔測定時間 1800s/充填量 634g/1Lマリネリ/生〕


「飯舘から避難している人が立入禁止の山でとってきたものということですので、高いのは当たり前。むしろ、行政が自生のきのこを採取するなと言っているはずなので、そうしたお知らせが住民に充分認識されていない、という点が問題。」と高岡さんが言っていました。
これは、どこの地域の方にも言える問題だと思います。

飯舘村きのこ

空間線量計ポリマスターをビニール越しに置いた時、マツタケで0.09μsv/h、イノハナダケで0.24μsv/hの数値を示しました。(通常、店内は大体0.05μsv/hくらいです。店の外ですと、0.07μsv/h)その測定結果が、
8000 Bq/kgをゆうに超し13400 Bq/kg!!!イノハナダケの数値に言葉が出ません。
※高濃度汚染が予測される検体はボランティアスタッフが運営する横浜市民測定所では受け付けていません。

東京大学農学部の研究発表で、今後、地域によっては野生きのこの汚染数値が上がる予測をしていました。チェルノブイリ事故時は、野生きのこの汚染上昇が2~3年続いたそうです。

森林には色々な生き物が生息しています。防ぎようのない環境に置いてしまった人の罪深さを感じます。
今後、意識が風化しない様に心がけながら数十年に渡り、注視していかなければと思います。


次回は、「栽培きのこ」について書きたいと思います。


測定員M
 


きのこ | 14:00:28 | コメント(0)
測定:リアルなめこ栽培キット
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測定結果 | 02:32:04
測定:紀文のおでん
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測定結果 | 04:15:28
YCRMS測定所内勉強会
12月7日(金)に測定所内勉強会がありました。

今回は、測定スタッフ主にママさん測定員が、スペクトルを見てセシウムがある。とか、ない。
とか、判断することに向けての勉強会でした。

セシウム値が低いと、、、有るか、無いかを見分けるのは、なかなか困難な場合があります。
横浜市民測定所では、分析班の3名の方がAT1320Aの出す判定結果のみではなく、
atsファイルから独自にスペクトルの解析をしています。

AT1320Aで出力されたスペクトルを分析し、セシウム等放射性核種のピークを同定する
プログラムを作っちゃった方がいます。
YCRMS内で「オレサマピークサーチ」と呼ばれているそのプログラムは、
数値計算言語「Matlab」で作り、フリーのクローン言語「Scilab」に移植したものだそうです。

-----------------------
【MATLABって?】MATLAB(マットラブあるいはマトラボ、マトラブなど)は、
アメリカ合衆国のMathWorks社が開発している数値解析ソフトウェアで、
アルゴリズム開発、データの可視化、数値計算を行うための高レベルなテクニカルコン
ピューティング言語と対話型環境です。
MATLABを利用することにより、C、C++、Fortran といった伝統的なプログラミング言語
よりも短時間で科学技術計算の問題を解決することが可能です。
-----------------------
なにやら、凄い事は解りますが、私の理解の範疇を大きく超えてしまっていて説明が
上手く出来ない事をご了承ください。

これがどう凄いかというと…
例をあげてみます。

こちらの画像を見てください。スペクトルが出ています。
これは、AT1320Aでジャムを19800秒(5時間30分)セシウム合計で2.4Bq/Kgの測定結果を
「オレサマピークサーチ」で分析したスペクトル図になります。
Cs-137とCs-134の特徴的な波形[三つの山、三姉妹のバランス]もそれほど悪くありません。
(Cs-134のほうが山が高くなっている原因はおそらくBi-214の混入でしょう。この影響を除くと真にバランスが良くなりますね。)
ATの検出限界付近の微量ですけど、確実にセシウムが入っています。

5.5時間

下の画像は、上のAT1320A純正のスペクトル図になります。判定でも検出になっています。
ただ、スペクトルは非常に見ずらい状態です。

19800s.jpg

そして、
下の画像スペクトル図を見てください。
これは、先ほどの同じジャムを1800秒(30分)測定した結果をオレサマサーチで分析したスペクトル図になります。

30分

「たった1800秒(30分)で5時間半の十分の一以下の時間でも、ピークはもう見え始めているんですね。僕ならこの時点でも、量はわからなくてもCsが検出された、と判断するでしょう。」
↑このプログラムを作った山下さんの言葉です。

下の画像は、上のAT1320A純正のスペクトル図になります。判定は不検出で、スペクトルは5時間半よりももっと見ずらい状態です。
1800秒測定で
CS-137は、NDで検出下限値2.91Bq/kg、Cs-134は、2.73Bq/kg統計誤差は66.0%
この状態で、セシウムの存在が解るのです。

1800s.jpg

また、このピークサーチはAT1320Aには無い、K-40(カリウム40)を使って、検体とOperational Backgroundのスペクトルシフトも計算しCs(セシウム)I(ヨウ素)のピークサーチを行います。
温湿度変化、気象条件変化等によるシフトズレを修正してくれます。

下の画像は、I-131とPb-214のピークサーチ結果になります。
I-131のスペクトルでは無い事がわかります。
そしてPb-214は26.8分で壊変してBi-214となりますので、Cs-134のほうが山が高くなっている原因の、Bi-214の混入が疑われ、Cs-134は過大評価の可能性が高くなるかと思います。
そう考えると、AT1320Aの出したCs-137、Cs-134の比率が悪いのも頷けます。

ヨウ素

このシステムを使えば、測定中に延長をかけた方が良い検体と測定を終わらせる検体とを容易に区別する事が出来ます。
また、測定依頼の測定時間(1時間測定、2~3時間測定)の選択参考になればと思います。

今回は、測定所内勉強会の内容、取り組みを紹介させて頂きました。
これからどんどん微妙な検体が増えていく中で、このプログラムは横浜市民測定所の強みになると思います。


測定に興味のある方は見学に、検体持ち込みに、お気軽に来て下さい。
牛乳の濃縮無料測定や、固化や灰化検体も募集していま~す。




『分析スタッフ』 | 10:40:42 | コメント(3)
牛乳のこと① ~日本人の摂取量と福島第一原発事故が起こるまでのCs137~
チェルノブイリではひどく牛乳が放射能に汚染されて、子供たちは甲状腺障害に苦しむことになりました。このことは私たちの意識に大きく刻まれています。
そして今回の福島第一原発事故直後、原乳においては出荷制限の対応もとられました。

現在、原乳の出荷制限がされている地域(厚労省11/30発表)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001a3pj-att/2r9852000001a3rg.pdf
他の農産物も出ていますので全体の傾向など分かると思います。参考にしてくださいね。

これらの事象をふまえて原発事故後一切牛乳を飲んでいない、産地を選んで飲んでいる、さらに嗜好品程度に摂取している、給食の牛乳だけはやめている、様々な選択肢の中で自分たちの許容基準を設けてみなさんがこの問題に向き合われていることと思います。

現在の牛乳に含まれる放射性物質を考える前に少し考えてみましょう。
さて….日本人ってどれぐらいの牛乳を毎日飲んでいるのでしょうか?

鞫ょ叙驥冗央荵ウ17_convert_20121203194802
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou/dl/h22-houkoku-07.pdf

1~6歳を基準に摂取量の多いものからグラフ化してみました。
これによると1日の乳類の平均摂取量は1~6歳で約200g、7~14歳では約300g、これらは1日の食事摂取量の約17%ちなみに20歳以上では約85g1日分の約4%でした。
子どもの乳類の摂取が多いことが分かりますね。

さらに米・加工品や果実類、小麦加工品なども摂取量が多いですね。
果実は放射性セシウムを吸収しやすいですし、小麦も事故初年度は高い数値を検出したものもあり、現在加工品として流通しています。こちらも合わせて気をつけていく必要がありそうです。

それでは福島第一原発事故が起こるまで私たちが摂取していた牛乳には放射性物質は含まれていなかったのでしょうか?

次のグラフはそれぞれ全国における生乳中のCs137の最大値と平均値の経年変化を表したものです。

險亥ケエ鞫ょ叙_convert_20121203194837
日本分析センター 環境放射線データベースより
http://www.kankyo-hoshano.go.jp/kl_db/servlet/com_s_index

1940年代から行われた核実験が一番盛んだった1960年代の生乳の値がとても高いことに驚きます。現在の40代半ばから70代の方達が幼かった頃になりますね。

次に上のグラフを具体的に説明したフローチャートを見てください。

繝輔Ο繝シ繝√Ε繝シ繝・convert_20121203194908

環境放射線データベースの解析では1990年代半ばから生乳中のCs137は平均値0.05Bq/kgまで減少していたことが分かります。0ではなかったということになります…

福島第一原発が起こった2011年、Cs137は最大値、平均値ともに上昇していますね。ここでは表されていませんがCs134も当時は同量程度、存在していたことになります。
全体像を見ると前年度の2010年までの平均値0.05Bq/kgを超えていたものは検査対象58件中7件に留まっていますので地域によって結果が大きく異なるということが推測できます。

参考にしたいのはやはりこれまでの平均値ということになると思います。

事故直後の出荷制限、新基準値、それに伴う飼料の改正によって現在の牛乳に含まれる放射性濃度は減少してきています。
しかし、まだ検出が続いている地域もあります。
私たちはここで福島の原発事故が起こる前の生乳にCs137がどれだけ含まれていたのかを知ることができました。

子どもは牛乳が好きですね(摂取量)。給食の牛乳は比較的同じ銘柄のものを飲みますね(継続性)。

私たちは自分たちで最新のデータを読み、情報を集め、摂取する量や継続性を考えて判断していくということが重要になってくると思います。

次回以降は最近の牛乳のデータや飼料のことに触れていきたいと思います。
また、資料集めの日々です!(^^)!
しばらくお待ちくださいね。



牛乳 | 20:06:31 | コメント(0)
追記:神奈川県の測定結果:牛肉、豚肉から数値出てます!
11月23日に厚木の豚肉からCs合計35.5Bq/Kg
出ていると このブログ で書きましたが、
(神奈川県のHPはこちら~http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f6576/p444944.html#6

その後、高岡さんが測定所内MLで厚木市民測定所さんが今回の豚肉の件で調べた事を紹介頂きました。
以下は厚木市民測定所さんのHPです。
http://atsugichild.blog.fc2.com/blog-entry-565.html
大変わかりやすく丁寧に調べられていて、ぜひ皆さんに知って頂きたい内容です。

・厚木市には養豚所を経営しているところが2社ある。
・厚木市民測定所さんが、上記2社の豚を測定するとセシウム合算3Bq/Kg以下の不検出だった。
・食肉衛生検査所では、LB200が使われている。
・LB200とは、どういう測定機か?
・35.5Bq/Kg検出(神奈川県の数値)と3Bq/Kg以下不検出(厚木市民測定所さんの数値)についての考察

紹介してくれた高岡さんのMLを引用しますと、
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いろいろ調べているうちに、LB200の調達情報も見つけましたので、ほぼ間違いはな
いでしょう。
http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/368772.pdf

測定結果も合算で発表されています。

こんな測定で汚染濃度を発表されたら生産者もたまったものではありません。

神奈川県にはまともな測定をお願いしたいものです。

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それに返信した測定員Hさんは、

飼料が原因でなさそうで良かったです。
でも、これを自治体の結果として出されるのは控えてもらいたいですね。
完全に風評被害ですね...

厚木の測定室さんの検証、すばらしいですね。
情熱を感じました!

確かな目で判断していかなければいけないですね~

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そのまた返信で、青木さんは、

貴重な情報ありがとうございます。

なにやってんだよ神奈川県の畜産部門って感じですね。
豚肉の測定値だけ、セシウム合算だったのがなぜだろう?
状態だったのですが、まさかLB200の値とは。

豚ってカリウムリッチですから、これはあらぬ濡れ衣着せられている可能性大ですね。

ぜひ同じ検体を測定してみたいものです。濡れ衣を晴らすのだ。

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なんて話が交わされいていました~

それにしても、迷惑な話です!明日、神奈川県に電話して詳細を聞いてみようと思います。
LB200だったら、個人的に抗議したいです~
ゲルマで再測定するなり、何らかの対応して頂きたいです。
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神奈川県に電話で問い合わせをしてみました~。

・畜産物に関するお問い合わせ先 保健福祉局 生活衛生部 食品衛生課 045-210-4940

やっぱり、使っている検出器は「LB-200」とハッキリ言われました。


※LB-200について※
食品に含まれる天然放射性核種カリウム40などを分離出来ずに測定数値として拾ってしまう機種です。そのため、測定数値の評価がかなり困難な機種になります。


・今回の県のHPは、放射性セシウムが35.5Bq/Kg 出ていると見てとれる。
・しかし、本当の数値は解らないので、この発表の仕方は、風評被害を招く。
・また、厚生労働省へ報告している為、全国的に不確かな発表が広がる事に抗議したい。
・数値が出た場合は、ゲルマニウムで再検査して欲しい。

と、伝えました。

県の対応として、神奈川県の放射性物質検査結果HPを解りやすい様に変更する事を検討中という事と、
LB200を使ったスクリーニングの運用方法は、セシウム合計合算で50Bq/Kgを超えなければ、
ゲルマニウムで100Bq/Kg(基準値)を超えないので問題なし。というやり方で、
頂いた意見は、検討させて頂きます。 って事でした。

何をどう言ったって…税金を使ってこんな不確かな数値を出さないで欲しい!!!
いい迷惑だ!と、思いました~





こぼれ話 | 19:38:14 | コメント(0)
測定:切り餅
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測定結果 | 08:39:43

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