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測定結果 | 17:26:00
ドイツ放射線防護協会のトーマス・デルゼー氏の言葉
先日(2013-03-15 Fri)、お知らせしたブログ『ドイツ産*ブルーベリージャム
を書いている時に、横浜市民測定所の共同代表Tがドイツへ渡航中でした。

横浜でドイツ産のブルーベリージャムからセシウム137だけ22.2±4.6Bq/kg(統計誤差6%)検出したことを受けて(詳細は こちら)当日丁度、ドイツ放射線防護協会のThomas Dersee氏の家へ行く予定だったTは、家へ伺った際この件を伝えました。

T:「横浜で測定した、ドイツ産のブルーベリージャムから、セシウム137だけ、22Bq/kg検出されました。チェルノブイリ由来だと思います。ドイツで流通しているブルーベリージャムの実態を教えて下さい。」
それを受けたトーマス氏は、興味深い事を、また、横浜で調べた内容と同じ事をお話くださいました。
 「今でも100Bq/kgを超えるものもあるからね~、ブルーベリーは。」 と、トーマスさんご夫妻は特に驚いた様子もなく、しかし非常に熱く語ってくださったそうです。

・ジャムには栽培ではなく野生のブルーベリーが使われることが多い。
野生のブルーベリーは、ポーランドやハンガリー、ウクライナなどの東欧か、もしくはフランスで大量に採れるようで、ドイツではあまり野生のものはないのだそうです。
(生で食べるもっと大粒で中身が白いブルーベリーなら栽培ものがドイツにはあるそうですが、野生は、ポーランドやハンガリー、ウクライナなどの東欧に比べると少ないとの事。)

※今回ジャムの輸入メーカーへの問い合わせをしたところ、パッケージにドイツ産と書いてありましたがブルーベリーの材料産地はドイツと異なり、トーマス氏のお話と同じ産地でした。

・ブルーベリーの汚染が高いのは根が浅く張るから。

・ベリー類全般が吸収しやすい特徴を持っているというわけではない。ほかの選択肢があるのだからイチゴやラズベリーで代用できるものは代用。

・野生のものは森の生物循環に入り込んでぐるぐるとセシウムが移動しているので、栽培のものよりもかなり汚染が高くなる。
・森の生物循環によってセシウムが強固に蓄積してしまっているのを見ると、森の除染は不可能ということがわかかる

※前に森林汚染について「きのこについて その1 野生のきのこ」で書きましたが、「植物体に吸収されたセシウムは、枯死・腐植化・無機化する過程で一度放出されても腐植化した有機層やその直下の土壌層へ吸着されてしまい、風食、水食を受けない限りそこに残存し続ける。」要は、人為的な働き掛けが少ない森林では特に、セシウムが表層にいつまでも残り、長期に渡ってセシウムが検出される。除染が出来ず、いつまでも汚染が続くことを示唆しています。

・日本には野生のブルーベリーはそんなに多くないと思うので(乾燥気候や酸性土壌を好むから)、今後の汚染はチェルノブイリとは違うかもしれない。 
※日本のブルーベリーと言われる『ナツハゼ』という野生種の果実があるそうです。
JA長野県での紹介は以下
http://www.iijan.or.jp/oishii/2010/10/post_1424.php
ブルーベリー、コケモモ、と同じツツジ科スノキ属
ナツハゼ:WikiPedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%84%E3%83%8F%E3%82%BC
ナツハゼ(夏櫨、学名:Vaccinium oldhamii)は全国の山地・丘陵地に生育するツツジ科スノキ属の落葉低木。日本、朝鮮半島、中国原産。夏にハゼノキのような紅葉が見られることから名づけられた。
高い汚染地域の地元のジャム等は、流通量が多くないので測定されていないと予測されます。
注意が必要かもしれません。

・ドイツではセシウムが残留しやすい食品はかなり限定されるようになった。 (イノシシ肉、キノコの一部(全部じゃない)、ブルーベリー、ハチミツ、フィッシュイーターの淡水魚(日本では:イワナ、アマゴ、ヤマメ、ニジマス、ウグイ、ブラックバス等)気にする人はこれらを避けている。

・測り続ける事が重要。また今回のように広くお知らせするのはとても良いこと。 

・ドイツでは放射能だけを気にしている人は減ったが、幅広く安全な食品を求める運動が活発化した。ある財団が発行している「商品テスト」(http://www.test.de/)という、商品の値段や性能だけでなく環境負荷などを比較する雑誌が 昔からあったが、そこで食品が扱われることが増えた。特に遺伝子組み換え食品への消費者の反対が強い。今ドイツはEUで最もオーガニック消費量が多い国になった。

・リスク管理で一つの食品を集中して食べないこと。 

・このような話を公衆の面前で積極的にする事で、風化させないようにするしかない。 

等々の話を夕食を共にしながら語って頂いたそうです。ありがたい教訓の数々です。

私自身、放射能を気にしだしてようやく気付いたことが一杯あります。
ドイツでは放射能だけでなく幅広い安全な食品を求める運動が活発化したこと、リスク管理、お知らせする意義、とても勉強になりました。
今回、横浜市民測定所と縁の深いトーマス氏の言葉は、
27年前にチェルノブイリ原発事故経験をしたとても重みのある言葉でした。

▼下の写真はTが撮影したドイツのスーパーでのジャム売り場の写真です。

2013.jpg

メーカー名「Schwartau(シュヴァルタウ)」でセシウム汚染を検索したところ、ドイツ北西部ニーダーザクセン州のオルデンブルク大学物理学部のサイトにありました。
http://uwa.physik.uni-oldenburg.de/1606.html

ドイツ語なので大変恐縮なのですが、下にスクロールすると表が出てきます。そこで太字ゴシックでWaldfruchtkonserven(森の果実の保存食品)と書いてあるところから3行目を見ると
Heidelbeer-Konfitüre SCHWARTAU EXTRA 18. 8. 1999 13.3± 0.5
(ブルーベリージャム シュヴァルタウ エクストラ 1999年8月18日  13.3± 0.5)
とあります。
さらに、このジャムの上2つの商品は「冷凍ブルーベリー」になるのですが、こちらはなんと764± 4と609± 1(ともにBq/kg)です。
この高濃度の理由は本文に述べられています。
要約すると、
「チェルノブイリから12周年目の1999年に36検体を久しぶりに測定しました。この地域のベビーフードや酪農場の乳製品はおおむねセシウム137の検出下限値0.3Bq/kgを超えていません。
他方で、ベラルーシの母乳サンプルからおおよそ30Bq/kgの値が記録されていますが、それでもこれは当地の平均から見ると低い方に入ります。
ドイツのジビエ(猛禽類)やキノコ保存食、ハチミツ、ナッツはおおむね、特に目立ったセシウム汚染は見られていません。
しかし、例外はブルーベリー2つの冷凍食品の764± 4と609± 1です。
これはドイツのメーカーによるとベラルーシ産のブルーベリー使用のようです。これらはEUの基準値を超えているので、本来はドイツに輸入できません。メーカーはこの結果で輸入を禁止して欲しいものです。」

-----------------
先日のブログ「ドイツ産*ブルーベリージャム」にも紹介させて頂きましたが、厚生労働省:輸入時における違反事例速報(平成24年度) には、2012年4月以降に新基準値100Bq/kgを超えたブルーベリージャムを表にさせて頂きました。
最大でセシウム220Bq/kgの値が報告されています。
トーマス氏の言葉を忘れないようにと改めて思いました。

共同代表T (構成:測定員M)




こぼれ話 | 08:22:00 | コメント(4)
長時間測定について分析スタッフの見解
測定所に持ち込まれる検体は、汚染度の高いものから低いものまで様々です。AT(測定所で使用している放射能測定器ATOMTEX)でどの程度の時間測定すれば良いか?ちょっと難しい課題について考えてみました。

放射能濃度は、一定時間内に検体から出てくるγ線の数を数えて求めます。しかし、放射性崩壊は確率的な現象なので、計測時間が短すぎると崩壊現象そのものが起きないかもしれません。何回か崩壊を観測できるように、ある程度計測時間を長く取る必要があります。このようにして求めた放射能濃度は、「平均的」な状態量です。つまり放射能濃度は、本質的に誤差から逃れることができません。

放射線を利用した放射能濃度の測定は、「体育館に集めた小学生児童、例えば1,000人中の、花粉症患者の割合を求める」作業に似ています。花粉症患者かどうかは、医者に診断してもらうのではなく、「くしゃみ」をした児童を花粉症と判断することにします(この「くしゃみ」がγ線、花粉症児童が放射性核種)。

体育館の外は交通量の多い主要道に面しています。これではうるさくて「くしゃみ」の音の聞き取りが困難で、計数ミスが多発しそうです。このミスを減らすためには、体育館の壁を防音・厚くして、外部の雑音をできるだけ小さくしないといけません(これが遮蔽強化に当たります)。

しかし実際には、防音による外部雑音の低減には限界があり、完全に消音することはできません。なので、消せない雑音の分で、「くしゃみ」として聞こえる数を見積もっておいて、実測後に差し引くことで対応します(これがoperational BG*の意味)。

このようにして「くしゃみ」の数をかぞえるわけですが、計測時間があまりにも短いとうまくいきません。例えば測定時間が1秒しかないと、1,000人もいるとはいえ、全く「くしゃみ」が出ない可能性もあります。花粉症患者はゼロなんでしょうか?このことから、数える時間については、長い方が精度が良くなることが直感的にわかると思います。

では、測定時間は長ければ長いほど良いのでしょうか?そう単純ではありません。測定時間を長くすると、別な問題が起きてきます。
なかでも大きな問題となるのは、「測定環境のゆらぎの影響」です。

体育館「くしゃみ」測定では、あらかじめ外部の雑音の影響を見積もって、後で差し引くという操作をしました。しかし外部の雑音は常に一定ではありません。夜中は静かでしょうが、日中は交通量が増えてうるさくなります。日によっては、道路工事が始まるかもしれません。「くしゃみ」の測定時間を長くし過ぎると、この外部騒音のゆらぎの影響をまともに受けてしまいます。

放射能測定では、この外部騒音がBG(Background=環境放射線)に当たります。大学などの研究室レベルでの実測では、このBG揺らぎに細心の注意を払います。測定中、環境放射線量を常時チェックし、それが増えても減っても測定は中止です。BGの揺らぎは測定の精度を低下させるからです。測定時間を長くすれば長くするほど、このBG揺らぎを受ける可能性が高くなります。

更に、ATはこの揺らぎの影響を強く受ける性質を持っています。ATはセシウムに特化した食品専用としての位置づけのためか、あらかじめ定めたエネルギー領域の計数を足すだけで、核種毎のピーク同定はしません。このため、ピークずれの影響を修正することができません。測定時間が長くなればなるほど、ピークズレの可能性が高まります。

また、ATでの放射能測定では、実測時のBGとoperational BGが等しい、という前提のもとで放射能濃度の計算が行われます。しかし、実際にはBGはかなり大きく揺らいでいます(日常のcps数値の振れを見ればお分かりでしょう)。ATはこの揺らぎを考慮することができません。operational BG取得時の環境放射線量と実測時のそれが違っていた場合、測定時間を長くすれば長くするほど、誤差が累積されてしまいます。こうして出された値は意味のない数字です。

繰り返しになりますが、放射性崩壊は確率的な現象です。測定精度を上げるためには、測定時間を長くしなければなりません。しかし、そのためには、いくつかの前提条件が必要です。それは、

①雑音が少ないこと
②測定時のBG揺らぎがないこと
③ピークズレが起きないこと
④operational BGと計測時のBGが同じであること

です。
ATの定量アルゴリズムでは、測定時間が長くなると誤差が減少していきます。これは、ポアソン分布とその誤差の関係という統計的性質に基づいています(※文末に理論式。興味のある方はどうぞ)。

しかし、これは測定時間以外の諸条件が完璧に満たされて初めて実現する性質であることを心に留めておくべきです。

精度の高い測定のために、現実的に最も効果的なのは①で、そのためには遮蔽強化が効きます。次に気をつけるべきなのは②です。例えば人間は、体の中に放射性カリウムを大量に持っていますから、測定器の周辺をウロウロすると、それだけでBGが揺らぎます。理想的には地下に厚い遮蔽板でおおった放射能暗室を作って、その中に測定器を置きたいところです(実際、リニアコライダー等ではこうしてる)。逆に、そうでない環境下では、単純に測定時間だけを伸ばしても、その時間に見合うだけの効果は得られないでしょう。

更に検体の状態にも気をつけなければなりません。ATOMTEXのうたうカタログ上の測定下限3Bq/Kgは、検体が水道水の場合です。水道水ですから、形状・密度・一様性全てが理想的な状態です。下限値3Bq/Kgはこの状態で実現されるものです。

測定所はATの出す数字を尊重する立場を取っています。しかし、それはATの出す数字を盲信することではありません。測定時間を伸ばせば、表記上の下限値は下がっていきますが、その信頼性のチェックは絶対に必要です。①~④の条件は十分に整っているのか?検体の状態は理想的か?カタログ上の検出下限値は重要な意味を持っています。測定の努力によって、カタログ上の検出下限値にできる限り近づけることが科学的に妥当な行為と言えるでしょう。

このように書いていくと、まるでATは測定に足る性能を持ってないように思うかもしれませんが、そうではありません。
放射能測定器には、その測定形式によって長所短所があります。ATは後述する「スクリーニング器」としては、かなり高性能です。

シンチレータ式(AT)は、高性能測定器の代表格であるGe半導体測定器に比較して、分解能は大きく劣りますが、感度やハンドリングは優れています。
その最大の長所は、比較的短時間で、手軽に測定を行うことができるという機動性です。
ATはスクリーニング器として位置づけされています。多様な食品を、短時間で手軽に測定し、検体を怪しいものとそうでないものに振り分けます(スクリーニング)。汚染度が非常に低く、怪しいものは、高い分解能を持つGeに回す、これがATの本来の使い方です。

測定所では以上のATの特徴を踏まえ、その特性を生かした測定を行っていきます。

分析スタッフ 山下



ポアソン分布の統計的性質から、検出に必要な時間を求めることができます。

検体の放射線量をa(cps)
BGの放射線量をb(cps)
とすると、検出に必要な測定時間tとの関係は、

(a+b)*t-b*t >=k*(2b+a)^0.5

となります。これをtについて解くと、

t=k^2*(1+2b/a)/a

です。ここでkは検出と不検出を分けるしきい値で、通常は3(標準偏差)が使われます。
(実際には、効率と系統誤差(統計的性質以外の要因による誤差)がわからないと正確な計算はできませんが、)この式よりBGの放射線量bが小さく、また検体の放射線量aが大きいほど測定時間tが小さくなる関係にあることがわかるでしょう。

『分析スタッフ』 | 21:52:33 | コメント(0)
ドイツ産*ブルーベリージャム
いつもブログをご覧いただきありがとうございます!
今日は、測定員Mより、会員特典の測定結果速報メールの内容についてご紹介します。
皆さまにいち早くお知らせしたい測定結果が出た場合、関連事項の簡単なレポートと共に、タイムリーに配信させて頂いています。測定結果を受けて調べた事を文章にまとめ、翌日には配信するという作業はとても大変ですが、みなさまに早くお知らせしたい気持ちから頑張っています。(夕方以降に調べて、翌日までにまとめます。昨夜は夫とPCの取り合いをしました。)


【お知らせ 速報3/15】
3月14日に当測定所で測定した食品から以下の数値が検出されました。
基準値内ではありますが比較的高い数値と判断しご報告いたします。
測定結果については半減期の短いセシウム134が検出されず、セシウム137のみの検出であることから、チェルノブイリ原発事故の際のフォールアウトに起因すると考えられます。

【流通品】 原産国名:ドイツ  名称:ブルーベリージャム 
※商品名、メーカー名、賞味期限、 購入店、購入日、輸入元、パッケージ写真、
電話問合せ内容は会員情報となりますのでご了承ください。
    
Cs-137     22.2±4.6Bq/kg (統計誤差6%)
Cs-134     ND(検出下限値 <1.58Bq/kg)
重量        1356g
測定日      2013.3.14
測定時間    3600秒

※3/14に同検体において当測定所内で別のAT1320Aの測定器でのクロスチェックを行いましたが同程度の結果を得ました。

ブルーベリーについて  wikipedia より http://bit.ly/WKIlxK  
北アメリカ原産のツツジ科スノキ属の落葉低木果樹。
北米大陸で栽培される野生種に近い品種は数十cm程度の低木である。
酸性で水はけが良い土壌を好み、根が浅い。
ツツジ科スノキ属には、先日お知らせを配信したコケモモの他にもクランベリー、ビルベリー、
ハックルベリーなどがある。

チェルノブイリ原発事故後には370Bq/Kgという輸入基準値が日本で設定されていました。福島第一原発事故1年後の、2012年4月より一般食品の基準値は100Bq/Kg まで下げられました。これまでは表面化しなかったが、チェルノブイリ事故により汚染された欧州からの輸入食品が見つかってきています。

以下の表は、2012年4月以降に新基準値100Bq/kgを超えたブルーベリージャムの数値です。
厚生労働省:輸入時における違反事例速報(平成24年度) http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/ihan/
輸入規制
欧州では26年経ってなお(現在セシウム137はほぼ半減している)基準値を超える放射性セシウムがブルーベリージャムから検出されています。
外国産の食品購入の際は、販売会社の国だけでなく材料の原産国を選ぶことがセシウム摂取をコントロールする上で重要になると思います。

ところで、ブルーベリージャムは加熱によって濃縮されるのでしょうか?砂糖などの添加により薄まるのでしょうか?

福島農業センターの技術情報『果実における放射性セシウムの分布と加工による変化』
http://www4.pref.fukushima.jp/nougyou-centre/kenkyuseika/h23_radiologic_seika/h23_radiologic_13.pdf  
によりますと、
『ブルーベリーのジャム加工では砂糖等の副材料を加えるため加工後のCs濃度は原料と変わらない。』という結果でした。ジャムだからセシウム値が高く出るのではない様です。

では、日本のブルーベリーのセシウム値はどれくらい出ているのか?
参考までに調べてみました。農林水産省:品目別*ベリー類より抜粋http://www.maff.go.jp/j/kanbo/joho/saigai/s_chosa/hinmoku_kekka.html 
宮城県栗原市と福島県田村市で基準値を超える値が検出されています。
セシウム合計で色を付けてみました。
30Bq/kg以上:水色 、50Bq/kg以上:ピンク、100Bq/kg以上:オレンジ
無題
※検査法の「Ge」とは、ゲルマニウム半導体検出器になります。Wikipedia半導体検出器➔ http://bit.ly/10OmX8t 

前回すでにお伝えしました通り、ブルーベリーの汚染は長期に及ぶと予想されています。
また、汚染された加工食品は全世界に流通しています。
摂取をコントロールするには、ご自身の中で風化し忘れてしまわない様に心がけることが大事です。
福島第一原発事故後、放射性物質を摂取しない目的で海外食品を今までよりも多く買い求めたり、福島第一原発事故以前はセシウムが入っていると思わないで食べていた方もいるのでは?と思います。
今回の測定結果はご自身の判断材料としていただけたらと思います。

何か気になる海外食品がありましたら、これを機会にぜひ測定所にお持ち込みください。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

                                    横浜市民測定所

内容はどうだったでしょうか?まだまだ至らない点もあるかと思いますが、みなさんから求められる情報を正確にお伝えできるように、日々努力していきたいと思います。
もしよかったら、会員になって私たちの活動を末長く応援して頂ければと思います。

測定員M
 


測定結果 | 15:12:03 | コメント(0)
スウェーデンジャム【会員さん向け】
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測定結果 | 21:49:52
スウェーデンジャム
スウェーデン産のリンゴンベリージャムから137Csが検出されました。今回この測定をしたM.Y.がブログを担当いたします。

▼測定結果は次のとおりです。
*********************
検体名 スウェーデン産 リンゴンベリージャム 
Cs-137 6.25 ±1.69 Bq/Kg(統計誤差17.9)
Cs-134 ND(<1.57)
Cs137+Cs134  6.25 ±1.69 Bq/Kg
重量       1212g
測定日      2013.2.28
測定時間     3600秒
----------------
分析コメント
ピークはCs-137だけ。半減期の短いCs-134が検出されていないことから、時間的にチェルノブイリ事故の際のフォールアウトと考えられる。(山下)
----------------
※3/1に同検体において当測定所内で別のAT1320Aの測定機器でのクロスチェックを行いましたが同程度の結果を得ました。
*********************

実は、このリンゴンベリー(コケモモ)ジャムは最近我が家の娘の大好物になっていたものでした。
今年は例年にない花粉の大飛散が予測され、アレルギーによいと噂のヨーグルトをなんとか食べさせたいと試行錯誤を重ねる中、このジャムが冷蔵庫で眠っているのを思い出し、かけてみると、そっぽをむいていたヨーグルトも喜んで食べるのを発見したのです。

しかし、毎日ヨーグルトにてんこ盛りにジャムをかけて食べる娘を尻目に、ふと、去年“世界の果てまでイッテQ”で放映されていた、フィンランドの野生のベリー摘み大会のことが頭をよぎりました。北欧の国々では野生のリンゴンベリーが森じゅうのいたるところに自生していて、それを集めてジャムやシロップなどの伝統食を作るそうなのです。ベリー摘み大会は北欧の実りの秋を楽しむほのぼのとしたイベントなのでしょうが、なぜか心穏やかに見ることができなかったのです。大きな熊手で茂みのリンゴンベリーをワッシャワッシャと掃除をするようにバケツにかき集めるシーン。それがフラッシュバックしました。

それでもチェルノ事故は昔のことだしね、と軽く考え、でも念の為と安全確認のつもりの測定でした。
しかしそんな予想は見事に裏切られ、測り始めてほどなくして確認できたピーク。
一縷の望みも断たれ、定量できてしまったときのショック。
でも主食じゃないのだから、、、ジャムだし一瓶食べてもたった2.5ベクレルで微量だから、、、でもうちの娘は主食並の量かけて食べてたかも(TдT)、などという思いが頭をぐるぐる駆け巡りました。

核実験、チェルノ原発事故由来の世界中の食品の放射能汚染は存続しており、今回のフクイチ原発事故で、日本のみならず世界中に放射能が新たに撒き散らされ、完全に汚染のない食品だけを食べ続けることはもはや不可能な時代になってしまっています。

検出できないレベルの汚染はほとんどの食品にあって、それを受け入れて生きて行かなければならない、しかし検出できるレベルの汚染は日々の測定で特定できてきつつあって自衛はできる、それならなんとかなると思えるようになってきていた矢先の出来事。

よもや我が家の食卓に遠い国からこんな量のセシウムが運ばれようとは。。。

30年近く前のチェルノ事故の汚染がいまだにあるということを目の当たりにしたことで、原子力災害のコトの重大さを改めて思い知らされました。

今回の測定結果の公開には正直悩みました。しかし、当測定所の会員さん向け一斉メールでこのジャムの数値を知った方から、同商品が店舗内のレストランで、ミートボール(海外産だから安心、と選ぶ人も少なからずいるようです)に添えられて出されており、小さい子供にも人気のメニューであるため、広く注意喚起してほしいとの声が寄せられたこと、我が家のように安心して子供がてんこ盛りで食べているご家庭があるかもしれないと思ったこと、6ベクレルをどう考えるかは、それぞれの家族の構成や食べ方によってもちがうでしょうが、セシウムを足し算管理されているみなさんには、考えていただける一助になると思ったことから、お知らせすることにしました。

測定スタッフ M.Y.

測定結果 | 21:33:25 | コメント(1)
第一回総会にて
こんにちは!測定員Cです。
去る2月23日土曜日、測定所の総会に参加しました。

第一回総会


身近な食品をより細かく測定し現状を正しく知りたいという目的で開設された横浜市民測定所も、3月5日には1周年を迎えます。
会員の方はもちろん、あたたかく見守って下さった方、応援の言葉をかけてくださった方…支えてくださったすべての方に感謝いたします。

どうしたらみなさんが欲しい情報を提供出来るか、測定員の間では活発なやりとりが続いています。私自身、結果を見て不安が取り除かれた商品が多くあります。

総会ではこの1年での活動・収支報告と来期の活動案・予算案が承認されたあと、2年目はどういうことをしようかという話が活発に交わされました。

「夏休みの自由研究としての見学はどうだろう、子供向け勉強会はどう?」
「講演などはどうする?」
「イベントは余裕を持って準備したいね、みんなで話していこう!」という話も、
バックグラウンドの取得間隔など測定器が出す結果について‥‥
(データの見方ももっと勉強が必要と痛感しました)
郵送のシステムの話、会員様や生産者の方との向き合う姿勢…
どれも真剣に向き合い、前向きに議論されました。
スタッフの測定所への愛をとても感じました。

時間など限られていることも多いですが、出来る人が出来る時間で出来るかぎりのことをしていきたいと、一同意欲を燃やしております!
会員の方とお話できる楽しいイベントも企画していきたいです!
2年目も横浜市民測定所をどうぞよろしくお願いいたします。


お知らせ | 13:23:49 | コメント(0)

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