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きのこについて~その3 栽培きのこ~
きのこの人工栽培は、栽培方法により「原木栽培」と「菌床栽培」に区分でき、どのような場所で栽培するかで「露地栽培」と「施設栽培(ハウス)」に区分されます。

【原木栽培】
栽培きのこ3

原木栽培は、原木に穴をあけて種菌を打ち込み、一年間、林間地など自然環境下において菌を蔓延させてきのこを発生させる方法です。露地栽培と施設栽培(ハウス)があります。
2月~4月に植菌したほだ木は、仮伏せ、本伏せを行い1年経過以降から収穫
露地シイタケ栽培:春と秋に自然発生するようになります。通常は2~3年目を最盛期として、6~8年間収穫できます。
施設シイタケ栽培:温湿度管理を行い浸水処理を施し発生を促す。収穫から休養を7週間サイクルで10回繰り返す。(70週…約1年5カ月間収穫
生しいたけの2割が、原木栽培

【菌床栽培】
栽培きのこ2

菌床栽培は、おが粉を主成分に米ヌカ、フスマ等の栄養剤と炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどの添加剤を加え固めたものに種菌を接種し、三ヶ月ほど、空調設備などを備えた施設内において菌を蔓延させてきのこを発生させる方法です。
菌床シイタケ栽培:菌床の大きさで収穫回数は変わる。(大玉:半年間5~6回収穫 小玉:3~4か月3~4回収穫) 菌床エノキ栽培:収穫は、1回のみ
生しいたけの8割が、菌床栽培

菌床は、どんな材料から作られているのでしょうか?

菌床用培地には、基材としてスギおが粉、広葉樹おが粉等のほか、栄養材としての米ヌカ、ふすま、コーンブランなど様々な原料が用いられています。  
参考:基材と栄養材の比率(重量比)(森林総合研究所調べ)
s_02.jpg
きのこ原木、菌床用培地等の当面の指標値設定に関するご質問と回答について 林野庁 http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/tokuyou/120328.html 
ここまでで、栽培きのこの大まかな栽培方法や、収穫期間を書いてきました。
今、出回っている原木露地栽培のシイタケは、2011年の春(2月~4月頃)以前に種菌した原木ということが解ります。

次は、基準値や産地表示について調べてみました。
基準値**********************************************
【食品(きのこ)】
一般食品基準値は、H24.4.1より100ベクレル/kg 摘要になります。 
※H24.4.1以前に製造、加工、された食品は賞味期限まで、500ベクレル/kgでの流通が認可されています。
経過措置で、新基準値を超えた干しシイタケが流通されている可能性があります。
※干し椎茸は、水に戻した状態で、新基準値100ベクレル/kg が摘要になります。
厚生労働省 新しい基準値の設定 ~平成24年4月から~ http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/dl/leaflet_120329.pdf 

【原木、菌床用培地】 
平成23年10月6日に公表されたきのこ原木、菌床用培地等の放射性セシウムの濃度の最大値は150ベクレル/kgでしたが、移行データを収集・分析した結果、新基準値100ベクレル/kgに対応して、きのこ原木、菌床用培地等の当面の指標値(放射性セシウムの濃度の最大値)は、以下の様に設定されています。

きのこ原木及びほだ木 50ベクレル/kg(乾重量)移行計数2
菌床用培地及び菌床 200ベクレル/kg(乾重量)移行計数0.5

当面の指標値 = 100ベクレル/kg(一般食品の新しい基準値)
             移行係数(きのこ原木2、菌床用培地0.5)
きのこ原木及び菌床用培地等の当面の指標値設定に関するQ&Aについて:林野庁 http://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/shiitake/sihyouti2.html

【品質表示】
しいたけの品質表示への業界の自主的な取組 http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/20hakusho_h/all/h30.html 
日本特用林産振興会をはじめとするしいたけ関係9団体は、しいたけの「原産地の考え方」について、植菌(又は接種)から収穫までの生産期間のうち、最も長い場所を原産地とする、いわゆる「長いところルール」を平成20年10月1日から採用している。
****************************************************
基準値や産地表示で考えて頂きたいのは、
・H24.4.1以前に製造された、加工品の干し椎茸は500ベクレル/kgで賞味期限まで流通が認められています。生産年度を考慮して判断の材料にして下さい。
品質表示は、生産期間のうち、最も長い場所を原産地にすることになっているので、培地(原木/菌床)の産地はどこかは全く解らない
・2012年8月に広島県三次市で、2012年9月には新潟で、基準値を超える放射性物質が検出されたとニュースになりました。氷山の一角ではなかと懸念する気持を拭う事は、測らないと解らないだけになかなか難しいです。
▼下の画像はその時のニュースです。

広島しいたけ2
新潟しいたけ2
*******************************

次に、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県、静岡県で栽培されている「原木しいたけ」「菌床しいたけ」「その他のきのこ」のH24年度の農林水産省の発表した数値をまとめました。

農産物に含まれる放射性セシウム濃度の検査結果:農林水産省 より抜粋 
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/joho/saigai/s_chosa/hinmoku_kekka.html

「原木しいたけ」 
原木1

「菌床しいたけ」
菌床1 

「その他のきのこ」
その他1

新潟県、長野県、静岡県、山梨県、神奈川県の「栽培きのこ」の行政発表の数値から何が見えてくるでしょうか?

・基準値の変わった春には比較的高い汚染の栽培きのこがモリタリングされています。
・11月30日発表の静岡県伊豆市「乾燥シイタケ」で基準値以内ですが高い汚染が度々検出されています。 (注:水に戻して(5.7倍)の数値です。)
・同種、同地域、同栽培方法の数値を見ても、汚染にかなりのがあります。
(原木シイタケ露地(24.4.11)伊豆市、13Bq/kg、34Bq/kg、53Bq/kg、77Bq/kg と約6倍の数値の差です。乾燥シイタケ(24.11.30)伊豆市、77Bq/kg、7Bq/kgは11倍の数値の差です。)
・菌床しいたけは原木しいたけと比べ汚染が低いが、同地域の野菜より高い汚染が続いている。

「シイタケ」や「その他のきのこ」についてどの様な印象を持たれたでしょうか?
今後も、数値の推移を見守りたいと思います。

次は、17県中の測定数値、全国シェア、等を中心に日本人の平均摂取量など調べたいと思います。


                                       測定員M

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きのこ | 09:30:55 | コメント(0)
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