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薪を使った煮炊きや焼き芋について
薪を使った煮炊きや焼き芋について

落ち葉や薪を燃やすと灰になります。この灰、一体どのぐらいの量の放射性物質がふくまれているかご存知ですか?

◇林野庁が出している調理加熱用の薪及び木炭の当面の指標値の設定について
http://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/shintan1.html薪には40Bq/kgという国の基準値があります。

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調理加熱用の薪及び木炭の当面の指標値設定に関するQ&Aについて
http://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/shintan4.html
これによると薪1kgを燃焼させると灰5g、木炭1kgを燃焼させると灰30gが残り、薪及び木炭に含まれていた放射性セシウムの約9割がその灰に残るとのデータが得られたとありますね。
これは、灰1kg当たりの放射性セシウムの濃度が薪1kgと比べて182倍、木炭1kgと比べて28倍となることを意味します。
このため、薪及び木炭の燃焼により生じる灰が、セメント等で固化する等の対策を講じなくても一般廃棄物最終処分場での埋立処分が可能な放射性物質の濃度である8,000Bq/kg以下となるよう、薪の指標値を定めていることになります。

灰からの被ばくの経路は3点。
①外部被ばく
②粉塵吸入被ばく
③子どもに関しては皮膚に付着した灰等を誤飲するおそれがあることから、「直接経口被ばく」
になります。
辟。鬘契convert_20121118010415
◇東北地方及び関東地方における一般家庭等で使用される薪及び薪の灰等の調査結果について
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14885
残念ながら神奈川県のデータは入っていませんが…
やはり灰には濃縮されていますね。
一方で排ガスからは6件中、1件のみの検出で数値は0.4Bq/kgとなっています。

文中に、やむを得ずそれ以外の薪を使用する場合には、放射性セシウムが付着している表面の部分を取り除いて使用することが望ましいこととありますが、これは樹木の放射性セシウムが樹皮に溜まりやすいためです。
詳細は↓
http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/mokusan/pdf/120809_1-01.pdf

さて、一方で落ち葉には基準値がありません。
でも、この度長野県で落ち葉の放射性物質測定結果とその対応が発表されました。

◇県内の落ち葉の放射性物質測定結果
http://www.pref.nagano.lg.jp/kankyo/haiki/houshanou/ochiba/ochibasokutei.htm落ち葉の焼却に係る放射性セシウムの評価基準は定められていませんが、県では以下のとおり判断して市町村に通知しています。

○利用形態が類似していると考えられる薪の指標値(40ベクレル/kg)以下であった市町村については、落ち葉のたき火等の自粛は必要ないものと判断
○薪の指標値を超過する地点があった市町村については、生活環境への影響を未然に防止する観点から、引き続き、落ち葉のたき火等を極力行わないことが望ましいと判断
今回、あわせて実施した落ち葉のたき火の場合の放射性セシウムの灰への濃縮は、6~19倍の範囲でした。
薪の指標値を基準にした対応が明記されていますね。
薪に比べると濃縮の係数はだいぶ小さいですがやはり濃縮しますね。

こちらは23年度の横浜市の薪の放射性物質の検査結果。
http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/park/20111228141606.html皮つきで34Bq/kg,皮なしで8Bq/kgサンプルは一件のみです。皮を剥ぐことで濃度が減少することは前に書いた林野庁の発表と一致してますね。

こちらは横浜市民測定所の測定結果と東林間の高岡さんが自主的に測定して下さったもの。
高岡さん、いつもありがとうございます!(灰は飛散がすごいので測定予約として現在は受け付けておりません。)

測定日種類採取場所Cs-137(Bq/kg)Cs-134(Bq/kg)K-40(Bq/kg)
24.02.03桜の落ち葉神奈川県厚木市182 ±41173 ±37229 ±123
24.02.14 神奈川県相模原市501±100413±833.54k±0.71k
24.03.13 ストーブ灰 埼玉県飯能市514 ±103 440 ±884.02k±0.8k
24.05.12 ピザ窯の灰 神奈川県相模原市356±71268±541.13k±0.23k
24.06.27びわの葉 神奈川県横浜市36.2±9.915.1±6.4300±94
24.10.29 落ち葉 神奈川県横浜市30.2±6.728.2±6.1151±40


落ち葉からも数値が検出されていますね。薪の基準値を採用して照らし合わせるとかなり超過しているものもあります。これを燃やすと濃縮された高濃度な放射性物質を含む灰ができる可能性があります。灰の測定結果では食品の基準値を遥かに超えた値が出ています。
飛んで子どもの口に入ったらどうでしょう?口に入るのは微量…と考えられるでしょうか?
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これらの測定結果はサンプルに過ぎません。場所によってはもっと高い結果のものがある可能性もありますし、数値によっては通常の廃棄ができない灰になる可能性もあります。

焼き芋、炊き出しの楽しい行事を子供たちが危険なく行うためには放射線量ではなく、落ち葉や薪の放射性濃度を測る必要があると思います。
数値によっては西日本からの取り寄せや薪に至っては樹皮を剥ぐといった対応が必要になるのではないでしょうか。



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薪(まき) | 11:06:24 | コメント(0)
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