2013-05-31 Fri
こんにちは、測定員Cです。今年は梅雨入りが例年よりも早いですね。
ATにとって高い湿気は大敵。測定所の湿度管理を気をつけたいです。
さて、息子の通う園では、農園の「おいも掘り」が大きな行事としてあります。
6月にじゃがいも、11月にさつまいもをみんなで掘り、後日ふかして食べます。
とても楽しみにしているのですが、親としては「農園で採れたおいも、放射性物質の汚染はどうなのかな…」という心配もありました。
測ってみないと判断も出来ない!と思い、事前に試し掘りをすると聞き、園にお話をして、採りたてのじゃがいもを測定いたしました。
測定所のサイト「検体処理(検体別)検体ごとに必要な重量と処理方法について(http://www.ycrms.net/kentairyou)」を見ますと、
じゃがいもの必要量は1,300g。
電子レンジで加熱後、フードプロセッサーにかけ、クール便で発送。
加熱前と後の重さを必ず測り、メモをとる。
皮ごと、皮なしなど希望に応じて。
とあります。
まず洗って表面の土を落とし、皮ごと一つひとつラップでくるみました。大小ありますが個数にして18個。
大きいもので3分、小さいもので1分半レンジで加熱しました。つまようじがすっと通るくらいです。

一晩冷まして、フードプロセッサーで攪拌…粘り気が出てきました。マッシュポテトの良い香り。
フードプロセッサーに一度に入れる量が多かったり、粘り気があるとうまく回らないこともあるので、気をつけながら…なんとか終了。


実は、加熱前は1500g近くで余裕があるなと思っていたものの、加熱後は1400g弱になりました。
マリネリ容器にぎゅぎゅぎゅ~と詰めて1200g程度入り、余りもそれほど多くありませんでした。
新じゃがは水分が多いので、出来れば最初に少し多めにご準備されることをおすすめします。
7200秒測定した結果は、
核種 放射性濃度±絶対誤差 統計誤差 検出下限値
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I-131 ND 0.86 Bq/kg
Cs-137 ND 1.47 Bq/kg
Cs-134 0.48±0.95 Bq/kg >100% 1.39 Bq/kg
K-40 145±32Bq/kg 8.9% 17.7 Bq/kg
統計誤差100%超は不検出扱いです。
スペクトルを見ても、ピークがないと判断。私なら、これは子どもに食べさせられるな、と思いました。
主任の先生に結果をお伝えし、説明いたしましたところ「安心しました」と笑顔が返ってきました。
横浜市民測定所では今年度、神奈川県内の園・学校の先生方や栄養士の方々、その他職員のみなさまを対象として園・学校関係者様からご依頼いただいた測定については無料となっております。
詳しくは横浜市民測定所サイトへ→http://www.ycrms.net/
園の行事や食育で使用する食材のご応募、お待ちしております。
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